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松戸 鍼灸治療 心療内科

鍼灸治療

ストレスによる息苦しさ、めまい、喉のつまり感、動悸、吐き気、不眠、頭痛、首肩腰痛、慢性疲労、不妊、目の不調などに。全身のバランスを整えて自律神経の乱れを癒します。

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脳血管障害後遺症 片麻痺 パーキンソン病 心療内科

頭皮鍼治療

頭皮の特定の機能局在領域(脳の各機能に対応する部位)やツボに細い鍼を優しく刺激することで、脳機能の活性化、神経伝達の改善、自律神経のバランス調整、精神的な安定を目指す施術です。

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松戸市 鍼灸

症例集

息苦しさ、不眠、動悸、うつ症状、痛み、めまいなど、幅広い症状に鍼灸で改善をもたらした症例集です。自律神経の調整から、体調不良まで、心身の調和を取り戻す症例をご紹介します。

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新着情報

肩こり・四十肩・五十肩は「内臓の声」かもしれません

「肩こりがつらい」「最近肩が上がらない」――そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。単なる筋肉の疲労や加齢のせいにしていませんか?

実は、肩の痛みやこりの背景には“内臓の疲労”が隠れていることが少なくありません。これは東洋医学でも現代医学でも、しばしば見られる事実です。

肩に力が入る「食いしん坊タイプ」は胃や膵臓が疲れている

よく食べる人は無意識に肩に力が入りやすい傾向があります。

鏡でご自身の肩の高さを見てみてください。左右で違いがある場合、それは内臓の疲労による体の偏りかもしれません。

特に以下のような内臓と関係します:

  • 胃:口寂しくてつねに何か食べている人は胃が疲れることで、左肩が硬くなりやすい。
  • 膵臓:甘いものが好きな人は膵臓に負担がかかり、左肩がこわばりやすい。
  • 肝臓:アルコールやストレスで肝臓が疲弊すると、右肩に慢性的なこりを感じやすい。

こうした内臓由来の肩こりは、筋肉を揉んだり電気を当てたりしても根本的には改善しにくいのです。

四十肩・五十肩は「目」「心臓」「脳」との関係がある

「突然肩が上がらなくなった」「後ろに手が回らない」――これはいわゆる四十肩・五十肩の典型的な症状です。しかし、これもただの老化現象と片づけてはいけません。

実際には、目の疲れ・心臓・脳の血流不全など、内臓や神経系のサインとして現れていることが多いのです。

  • 左肩の痛み・動きの悪さ:心臓の疲れや循環器系の問題と関連が深い。
  • 右肩の不調:脳の血流や自律神経系の乱れが関係することがある。
  • 目の酷使:視神経は肩甲骨周辺とつながりがあり、慢性疲労は肩関節に反映されやすい。

つまり、肩の症状は体の中心部、特に循環や神経系の状態を映す鏡でもあるのです。

肩の治療だけでは解決しない理由

「いくらマッサージしても良くならない」
「整体で矯正しても、また戻ってしまう」

そんな声をよく耳にします。これは、本当の原因が筋肉の外側ではなく、体の内側――つまり内臓や血流にあるからです。

東洋医学では、肩や首のこりを「気血の滞り」と見なし、単なる筋肉の緊張ではなく、気の偏りや内臓機能のアンバランスが原因であると考えます。

そのため、当治療室では肩だけでなく、胃腸や肝臓の状態、目の疲労、心臓や脳の働きにも注目し、全身を整えるアプローチを大切にしています。

肩の不調は“体からのメッセージ”

つらい肩こりや痛みを「年齢のせい」とあきらめる前に、体がどんなサインを送っているのかに耳を傾けてみてください。

肩は、内臓や神経系の不調をいち早く伝えてくれる“センサー”のような役割を果たしています。

当治療室では、こうした体の声を丁寧に読み取りながら、あなたに必要な施術をご提案しています。一時的な対処ではなく、本当の原因にアプローチする鍼灸治療を体験してみませんか?

つらい人間関係が体に出たら──鍼灸でリセットする方法

40代の女性。3ヶ月前から新しいアルバイトを始めました。ところが職場に、いわゆる“新人いじめ”をする人がいて、シフトが重なるたびに意地の悪い対応をされてしまうそうです。

最初は「我慢していればそのうち慣れる」と思っていたものの、次第に体調が悪くなり、背中のこわばりや痛み、首から肩にかけての重苦しさを感じるようになりました。

体を診てみると、背中の胸椎8番・9番の隔兪・肝兪あたりが硬く緊張していました。このあたりは交感神経や体液の循環と深く関係しているため、悪化すると息苦しさや寒気といった症状も出やすくなります。

鍼灸治療では、背骨の各椎骨のバランスを整えていきます。治療を行った後は、体のこわばりが和らぎ、「本当に楽になった」とおっしゃっていました。

「いじめ」と聞くと子どもの世界を思い浮かべるかもしれませんが、実際には、大人の社会でもいじめによって心身に不調をきたしている方が多く、当治療室にも多くの成人の方が相談に訪れます。

いじめをする人は、心の中に怒りや悲しみを抱えていることが多く、幸せな人は他人を傷つけたりはしません。つまり、いじめとは感情の発散なのです。

また共感性の欠如を特徴とする自己愛型パーソナル障害や反社会的パーソナル障害(サイコパス)が隠れているケースもあります。

いずれにせよ関わらないことが最大の対処法とも言えます。

アルバイトであれば辞めるという選択肢もありますが、家族を支える大黒柱として働いている場合、簡単には逃げられないのが現実です。

だからこそ、心と体のバランスを整える手段として、鍼灸治療のようなセルフケアを取り入れることも、有効な対処法の一つです。

鍼灸治療はなぜ効果があるのか?その作用と科学的根拠

現代医学と東洋医学の架け橋として、再評価されている鍼灸。その効果のメカニズムと、動悸・過呼吸・息苦しさといった症状に対する可能性について、最新の研究や臨床報告をもとに解説します。

鍼灸は「筋肉・構造・臓器」をつなぐ治療法

鍼灸は単に「ツボを刺激する」だけではなく、縮んだ筋肉をゆるめることで身体全体の構造を整える作用があります。たとえば、背部の筋肉の緊張が内臓を支える力を低下させ、結果として臓器機能の不調を引き起こすことがあります。

鍼は、過緊張した筋肉や結合組織に直接アプローチし、筋緊張を緩和。これにより、骨格や内臓の位置が整い、自律神経の安定や内臓機能の正常化につながるのです。

神経に働きかける:鎮痛と自律神経の調整

鍼灸刺激は、末梢神経を通じて脊髄・中枢神経系に信号を送り、痛みを抑える神経伝達物質(エンドルフィンやセロトニンなど)の放出を促します。

また、鍼刺激によって自律神経系が調整され、交感神経と副交感神経のバランスが改善されることが、複数の研究で確認されています。

参考:NIH(米国国立衛生研究所)
National Center for Complementary and Integrative Health

内分泌に働きかける:ホルモンの調整作用

鍼灸は視床下部―下垂体―副腎系(HPA軸)に作用し、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を調整する可能性が示唆されています。

慢性ストレスや不眠、月経不順といった症状が改善する背景には、このホルモン調整作用が関与していると考えられます。

参考文献: Eshkevari L. et al. “Acupuncture Blocks Cold Stress-Induced Increases in the Hypothalamus-Pituitary-Adrenal Axis in the Rat.” Journal of Endocrinology, 2013.

動悸・過呼吸・息苦しさへの鍼灸のアプローチ

ストレス、不安、過労などにより現れる「動悸」「過呼吸」「息苦しさ」は、検査では異常がなくてもつらい症状として日常生活に影響を及ぼします。

東洋医学の理解:心・肺・腎の機能低下

  • 心(しん):精神活動や血の運行を司り、動悸・不眠に関係
  • 肺(はい):呼吸を主り、過呼吸や浅い呼吸と関係
  • 腎(じん):先天の気を司り、呼吸の深さや安定感に関与

鍼灸では、これらの経絡(心経・肺経・腎経)を整えることで、呼吸と循環を正常化し、不安感を鎮めていきます。

現代医学的理解:交感神経の過活動の抑制

これらの症状の多くは、交感神経の過剰興奮によって引き起こされます。鍼灸は、副交感神経を優位に導くことで、自律神経系のバランスを回復させる働きがあります。

胸郭や横隔膜周辺の筋緊張を緩めることで、呼吸のしやすさが回復し、身体的にも安心感を得られるようになります。

研究と臨床例

以下の研究が、鍼灸の効果を支持しています:

鍼灸の効果を科学的に検証する難しさと可能性

鍼灸は個別性が高く、患者の体質・病態・環境によって手法が異なるため、ランダム化比較試験(RCT)などの西洋医学的評価法では測りきれない面があります。

しかし近年では、fMRIや心拍変動(HRV)、血中ホルモン濃度測定など客観的評価が進み、徐々に科学的なエビデンスが蓄積されています。

まとめ

  • 鍼灸は筋肉・神経・内分泌系に多面的に働きかける全体調整法。
  • 動悸・息苦しさ・過呼吸など「自律神経系のゆらぎ」からくる症状にも効果が期待できる。
  • 現代科学でもそのメカニズムが少しずつ明らかになってきている。

現代医学の補完療法として、また全人的なケアの一環として、鍼灸は今後ますます重要な役割を果たすと考えられます。

 

代表プロフィール

稲森 英彦 Hidehiko INAMORI

プラナ松戸治療室代表

【略歴】
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。
1998年に鍼灸師資格を取得。心療内科クリニックに勤務し、東洋診療部門を立ち上げる。
2005年に自律神経系・心療内科系鍼灸院のプラナ松戸治療室を開設。
現在(2025年)臨床歴27年。

アクセス

JR武蔵野線
新八柱駅・新京成線八柱駅から徒歩3分。
千葉県松戸市日暮3-10-10 カーザ日暮505
TEL 047-301-9015
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