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脊椎鍼灸療法の学び方


脊椎鍼灸療法講座について

脊椎鍼灸療法講座は、基礎編・中級編・臨床編の三つのステップに分かれ、ひとつひとつ丁寧に学びを積み重ねていくカリキュラムになっています。

ここから、一緒にじっくりと歩みを進めていきましょう。

【基礎編】

基礎編では、まず脊椎鍼灸療法の基本的な手順を、一通りしっかり身につけることを目指します。

同時に、この療法の中心となる「比較触診」の技術にも取り組んでいきます。

比較触診とは、左右・上下・前後と、身体のいろいろな場所を丁寧に比べながら触れる方法です。小さな変化にもそっと気づくための、大切な感覚を育てていきます。

東洋医学には脈診や腹診といった素晴らしい診断法がありますが、どうしても抽象的になりがちで、わずかな異変を見逃してしまうこともあります。

その点、脊椎鍼灸療法では、手のひらで身体全体を直接感じとりながら、気の滞りや異常をしっかり観察することができるのです。

また、脊椎に表れる変化を通して、内臓の状態までも、比較的はっきりと読み取ることができます。

脊椎鍼灸療法は、抽象的な診断法とは少し違い、手で感じる触診技術を大切にしています。

だからこそ、まずはこの比較触診をしっかり身につけることが、最初の大切な一歩になります。

あなたと一緒に、この手の感覚を育んでいけることを楽しみにしています。

▶︎基礎編の募集はコチラから。

【中級編】

中級編では、さらに一歩進んで、脊椎の一つひとつの骨が持つ意味を学びながら、四肢・骨盤・胸腹部・頭部と内臓とのつながりを深めていきます。

この「身体連鎖」の理解が深まることで、基礎編で習得した技術がさらに豊かに広がり、全身への影響を意識した施術ができるようになります。

小さな変化が、大きな波のように全身へ伝わっていく──そんな身体の神秘に、より深く触れていきましょう。

【臨床編】

臨床編では、実際の治療現場でよく見られる代表的な症状について、身体のどこで、どのような連鎖反応が起きているのかを学びます。

基本は、これまでと同じく、比較触診を中心に、ひとつひとつ丁寧に身体を観察すること。

ですが、あらかじめ症状に応じた身体の連鎖パターンを知っておくことで、施術の組み立てがずっとスムーズになり、治療の精度もぐっと高まります。

さいごに

ここまでが、脊椎鍼灸療法講座の全体の流れと、それぞれのステージで学んでいく内容のご紹介です。

この講座を通じて、手で感じ、心で寄り添う力を育みながら、あなた自身の臨床の世界をより深く、より広く、彩っていっていただけたら──そんな願いを込めています。

あなたの新たな一歩を、心から応援しています。