稲森 英彦 Hidehiko INAMORI
プラナ松戸治療室代表
【略歴】
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。
1998年に鍼灸師資格を取得。心療内科クリニックに勤務し、東洋診療部門を立ち上げる。
2005年に自律神経系・心療内科系鍼灸院のプラナ松戸治療室を開設。
現在(2025年)臨床歴27年。
ストレスによる息苦しさ、めまい、喉のつまり感、動悸、吐き気、不眠、頭痛、首肩腰痛、慢性疲労、不妊、目の不調などに。全身のバランスを整えて自律神経の乱れを癒します。
詳細はコチラ頭皮の特定の機能局在領域(脳の各機能に対応する部位)やツボに細い鍼を優しく刺激することで、脳機能の活性化、神経伝達の改善、自律神経のバランス調整、精神的な安定を目指す施術です。
詳細はコチラ息苦しさ、不眠、動悸、うつ症状、痛み、めまいなど、幅広い症状に鍼灸で改善をもたらした症例集です。自律神経の調整から、体調不良まで、心身の調和を取り戻す症例をご紹介します。
詳細はコチラご予約、ご相談、ご質問などはこちらのフォームをご利用下さい。
体外受精(IVF)を受ける女性が同時に鍼(はり)治療を受けると、妊娠の確率が65%高くなることが予備研究によって示され、英国医師会誌「British Medical Journal(BMJ)」オンライン版に2月7日掲載された。
全カップルの約10~15%が不妊に悩んでいるといい、体外で受精させた卵を子宮に移植するIVFを選ぶカップルも少なくない。鍼治療がIVFの成功率を高めるという証拠は、これまでにもいくつか示されていた。
今回の研究は、米メリーランド大学医学部のEric Manheimer氏らが、IVFを受けた女性1,366人を対象とする7試験について検討したもの。
いずれの試験も、胚移植から1日以内に鍼治療を受けた女性と、疑似鍼治療(sham acupuncture)を受けた女性または鍼治療を受けなかった女性とを比較していた。
その結果、鍼治療を受けた女性は、そのほかの女性に比べて妊娠する確率が65%高かった。しかし、妊娠率がもともと高かった試験では鍼治療による効果は少なく、有意差はみられなかったという。
「IVFの補助療法として鍼治療が有用と思われるが、裏付けにはさらに研究を重ねる必要がある」とManheimer氏は述べている。
米コーネル大学ウェイル医学部(ニューヨーク)のOwen K. Davis博士は、鍼治療によりIVFの成功率が上がるかどうかは、研究ごとに結果が異なり、何ともいえないとしている。
IVFを受ける患者で鍼治療を受ける人は多いが、多くは医師の勧めによるものではなく、患者自身の希望によるものだという。
今回の研究には多数の不備があり、真の答えを得るためには大規模な無作為化試験が必要だとDavis氏は指摘しており、「鍼治療を試してみたいという人を止めはしないが、自分が患者に処方することはまずない」と述べている。
一方、米国鍼医学会(AAMA)元会長のMarshall H. Sager博士は、今回の結果は驚くには当たらず、鍼治療の利用でIVFの成功率を上げてきた自分自身の経験がこの研究によって裏付けられたと述べている。
IVFを受ける女性は、鍼治療により成功率を上げることができると述べている。(HealthDay News 2月7日)
本日は私が所属している鍼灸研究会「積聚会」が主宰する
夏期学生セミナーが、千葉県幕張にある関東鍼灸専門学校
において開催されました。
2日間にわたるセミナーで、今日は初日です。
今年で4回目になるこのセミナー。
全国から多くの鍼灸学生の方々が参加されています。
毎年やる気満々、熱気ムンムンの雰囲気で、
講師の私達も、それに負けないように気合が入っています。
鍼灸学校1年生の方も多数参加されていて、始め恐々鍼の練習
をしていたのが、初日の終わりに差し掛かると、かなり堂々と
鍼を操っています。
脈診や腹診など、東洋医学の診断法に初めて触れる方もいる
ようです。
ペアで互いに治療を行い、お腹に接触鍼をして、足や膝、お腹
の状態が変化したり、脈の調整をして体が変化するのを体験し
て貰いました。
鍼を接触させただけで、体が変化する体験を通して、東洋医学の
奥深さ、面白さを味わって頂けたらと思います。
今後、そこからさらに東洋医学を深めていき、多くの病める方達
の力になって頂きたいと講師一同願っています。
写真は飲み会を行ったお店からの風景。24Fからの絶景です。
途中、美しい夜景を、花火が彩りました。
明日は最終日。最後まで楽しみましょう。
体外受精を5回以上行っても妊娠できなかった不妊症の女性114人に
針治療を行ったところ、約4割にあたる49人が妊娠に至ったと、
名古屋市の明生鍼灸(しんきゅう)院と明治鍼灸大の研究グループが
10日、大阪市内で開かれている日本生殖医学会で報告した。
49人のうち4人は自然妊娠だったほか、30人は治療後1回目の
体外受精で妊娠に成功したという。
不妊治療の専門家が集まる学会で、針治療による効果を示すデータ
が発表されるのは珍しい。
報告された114人の治療実績は、1998年2月~2006年6月に、
同鍼灸院を訪ねた不妊患者のうち体外受精を5回以上行っても妊娠しなか
った女性のもので、治療は、週1~2回のペースで行われ、腹部や足など
にある婦人科疾患に効果があるとされるツボを針で刺激した。
(2006年11月10日 読売新聞)