稲森 英彦 Hidehiko INAMORI
プラナ松戸治療室代表
【略歴】
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。
1998年に鍼灸師資格を取得後、心療内科に勤務。
2005年に自律神経系・心療内科系鍼灸院のプラナ松戸治療室を開設。
現在(2025年)臨床歴27年。
自律神経、内臓、骨格を整える鍼灸治療です。
ストレス性疾患、過呼吸、動悸、吐き気、めまい、頭痛、喉のつまり感、不眠、慢性的な首・肩・腰の痛み、慢性疲労、原因不明の不妊症、目の疲れ・痛みなどに。
現代医学、東洋医学、心理学の視点から総合的な健康相談をご提供いたします。
詳細はコチラプラナ松戸治療室の症例集です。めまい、息苦しさ、動悸、頻尿、聴覚過敏、不妊症、首の痛みなど。
詳細はコチラご予約、ご相談、ご質問などはこちらのフォームをご利用下さい。
20代女性のご相談。
昨年の8月から毎月膀胱炎を繰り返していて、血尿、残尿感、痛みなどの症状が辛いとのこと。
病院での治療や漢方薬などを試してみても変わらないそうです。
膀胱炎は大腸菌や黄色ブドウ球菌などの細菌感染が原因と考えられており、そのため西洋医学では抗生物質などで殺菌する治療が行われます。
しかし大腸菌や黄色ブドウ球菌などはそこらじゅうに存在しています。それにも関わらず多くの方は膀胱炎にはなりません。つまり細菌が問題なのではなく、感染しやすい体の方に問題があると考える方が自然です。
このケースでは腰椎がねじれ、骨盤が歪み、泌尿器系の経絡に異状が出ていました。そのせいで膀胱の抵抗力が下がり、毎月膀胱炎になっていると考えられます。
2月より当治療室で鍼灸治療を開始しました。
異状のある部位を鍼灸で調整し、2診ほど行ったところ、毎月罹っていた膀胱炎にならなくなっていました。
良くなったと喜んでいた矢先、4月に再発。
もう一度詳しく体を診ると、左足首に古い捻挫の痕跡を見つけました。
お話を伺うと子供の頃からスポーツをやっていて、よく捻挫していたとのこと。
足首の捻挫は、女性の場合は生殖器に異状が出やすく、卵巣嚢腫などになりやすいのですが、今回のケースでは泌尿器に影響したようです。
足首を鍼灸で調整し、自宅で行う足首を調整する簡単なエクササイズを指示して様子をみることにしました。
その後4ヶ月近く経っても膀胱炎が再発しないことから治療終了としました。
一般的に膀胱炎は細菌感染が原因とされますが、むしろ腰椎や骨盤、泌尿器系の経絡といった体の方に問題があり、感染しやすくなっていることが少なくありません。
病院に行っても改善されない膀胱炎でお困りの方は、ぜひお近くの鍼灸院にご相談下さい。
体を整えることで不快な症状が改善されるかもしれません。
自律神経の乱れに対する鍼灸治療の効果については、多くの研究が行われており、その効果が注目されています。
自律神経は、心臓や血管、呼吸器、消化器などの自律的な生体機能を調節する神経系です。
自律神経の乱れによって、頭痛やめまい、動悸、胃腸の不調、不眠症などの症状が生じます。鍼灸治療は、自律神経の調整に効果があるとされています。
具体的には、以下のような効果が報告されています。
・交感神経と副交感神経のバランスを調整し、自律神経の乱れを改善する
・ストレスを軽減する
・血流を促進し、疲れを解消する
・睡眠の質を向上させる
また、鍼灸治療は、薬剤による治療と比較して、副作用が少なく、安全性が高いとされています。
ただし、鍼灸治療は、即効性があるわけではなく、治療の回数や期間によって効果が現れます。
また、自律神経の乱れの原因が明確でない場合や、重篤な疾患が原因である場合には、医師の指導や診断の下で治療を受けることが望ましいです。
治療前には、鍼灸師と十分に相談し、治療のリスクとメリットを理解した上で治療を受けるようにしましょう。
不妊症に対する鍼灸の効果については、多くの研究が行われており、その効果が注目されています。
鍼灸治療によって、不妊症の原因となるホルモンバランスの乱れや、生殖器の機能低下などを改善することが期待されます。
また、ストレスの軽減や血流の促進によって、子宮内膜の厚みや質の改善にもつながります。
具体的には、以下のような効果が報告されています。
・卵巣機能の改善
・排卵周期の正常化
・子宮内膜の改善
・精液の質の改善
・着床率の向上
・妊娠率の向上
ただし、鍼灸治療は、効果がすぐに現れるわけではなく、継続的な治療が必要です。
また、治療効果には個人差があり、効果が現れない場合もあります。鍼灸治療を受ける場合には、医師の診断と治療と合わせて受けることが望ましいです。
また、鍼灸治療には副作用がある場合があります。例えば、針を刺した部位に腫れや痛み、出血などの症状が生じる場合があります。
治療前に鍼灸師と十分に相談し、治療のリスクとメリットを理解した上で治療を受けるようにしましょう。