稲森 英彦 Hidehiko INAMORI
プラナ松戸治療室代表
【略歴】
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。
1998年に鍼灸師資格を取得後、心療内科に勤務。
2005年に自律神経系・心療内科系鍼灸院のプラナ松戸治療室を開設。
現在(2024年)臨床歴26年。
自律神経、内臓、骨格を整える鍼灸治療です。
ストレス性疾患、過呼吸、動悸、吐き気、めまい、頭痛、喉のつまり感、不眠、慢性的な首・肩・腰の痛み、慢性疲労、原因不明の不妊症、目の疲れ・痛みなどに。
現代医学、東洋医学、心理学の視点から総合的な健康相談をご提供いたします。
詳細はコチラプラナ松戸治療室の症例集です。めまい、息苦しさ、動悸、頻尿、聴覚過敏、不妊症、首の痛みなど。
詳細はコチラご予約、ご相談、ご質問などはこちらのフォームをご利用下さい。
「涙」には癒しの効果があります。
嬉しいときにも涙を流しますが、
悲しいときに流す涙には、ACTHというホルモンが多く含まれています。
ACTHは副腎に働きかけ、コルチゾールなどのホルモンの分泌を促します。
コルチゾールはストレスホルモンの一つで、血圧や血糖を上げます。
困ったことに、このホルモンの分泌量が多いと脳の海馬を委縮させてしまいます。
海馬は短期記憶を司る脳の一部です。
近年PTSD(外傷後ストレス障害)の方の多くに海馬の委縮が認められていますが、
それがPTSDの恐怖体験記憶のフラッシュバックに関係しているようです。
この海馬の委縮に、コルチゾールが関わっているのです。
そして涙は、コルチゾールの分泌を促すACTHを体外へ排出させる働きがあります。
患者さんにお話を伺っている時や鍼治療中に涙を流す方がおられますが、
それは体の機能が回復し、ストレスを解消しようとしている証です。
涙を流した後は、皆さんスッキリとしたお顔をされています。
「流れない涙」は、後々まで体に残ります。
悲しい時は泣けばいいのです。
ただ素直に。
プラナ松戸治療室