稲森 英彦 Hidehiko INAMORI
プラナ松戸治療室代表
【略歴】
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。
1998年に鍼灸師資格を取得後、心療内科に勤務。
2005年に自律神経系・心療内科系鍼灸院のプラナ松戸治療室を開設。
現在(2024年)臨床歴26年。
自律神経、内臓、骨格を整える鍼灸治療です。
ストレス性疾患、過呼吸、動悸、吐き気、めまい、頭痛、喉のつまり感、不眠、慢性的な首・肩・腰の痛み、慢性疲労、原因不明の不妊症、目の疲れ・痛みなどに。
現代医学、東洋医学、心理学の視点から総合的な健康相談をご提供いたします。
詳細はコチラプラナ松戸治療室の症例集です。めまい、息苦しさ、動悸、頻尿、聴覚過敏、不妊症、首の痛みなど。
詳細はコチラご予約、ご相談、ご質問などはこちらのフォームをご利用下さい。
治療室のある八柱駅から隣の常盤平駅、そして五香駅と
3駅に続くさくら通りの桜並木が開花しました。
毎年この時期にさくら通りでは「さくらまつり」が行われます。
多くの屋台が通りに並び、人々で賑わいます。
今年は4月5日(土)・6日(日)です。
今回は桜満開でお祭りができそうで楽しみです。
心理カウンセリング鍼灸 プラナ松戸治療室
カウンセリングをしていて、 抑うつの原因が親子関係にあるということはよくあります。 家族には心理的な力学が働いているのです。
たとえば父親と母親の関係が悪い場合、 母親が家族内で自分の味方を得るために、 子供に必要以上に愛情を注ぐことなどがこれに当たります。 一見、母親が子供に愛情を注いで良さそうに思えますが、 この愛情はじつは偽者で、ただの「取引」であることが多いのです。 つまり愛情を注ぐかわりに私の味方でいて、というような。 この場合、母親は「あなたは成長してはいけない」、 「いつまでも私のそばにいて」というメッセージを無意識に 送り続けます。
その結果、子供は自立のできない人間になるのです。 いつまでも母親のことが気になって、 自由に自分の人生を楽しむことができなくなります。 ですから当然憂うつになるのです。 子供がたとえ結婚して親元を離れたとしても、 母親が干渉してきたり、母親のことで配偶者ともめて、 せっかく築いた家庭を壊してしまうこともあります。
また学校の試験や大切な仕事などで、最後に必ず失敗するのも、 「成長してはいけない」「成功してはいけない」、というような 無意識に刷り込まれたメッセージが関係していることがあります。 これらのメッセージは、幼少期に母親からだけでなく、 父親やその他の養育者、周りの大人たちから受ける可能性があります。 そしてそのメッセージは、人生の全般に渡って影響するのです。
ではどうしたら このようなメッセージの影響を除けるのでしょうか。 それは意識化することです。 無意識に行われていることは、 意識化することでその効力は失われます。
親が子供に対して無意識にどのようなメッセージを送るのかを学び、 そして自分はどのようなメッセージを受けているのかを分析することが重要です。 そうすることで無意識のメッセージを浮き彫りにすることができ、 意識化することでメッセージを無効化することができるのです。
もちろんそれらを消化するには長い時間がかかります。しかし意識化し続けることによって、無意識に選択してきた思考や行動から自由になることができるのです。そしてそれらを俯瞰した視点から、自分自身の本当の欲求から生まれている思考や行動を選択することができるようになります。これが真の自立なのです。
最近連続して悪阻(つわり)で苦しんでいる方たちを診ました。
ご自宅でつわりを楽にする方法がありますので、
情報をシェアします。
つわりは一般的に妊娠5週頃から出現し、
胎盤が完成する16週頃には軽快するといわれています。
つわりの原因には諸説あります。
胎盤の一部から産生されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の影響や
妊婦の体質が酸性に傾くことによる影響などです。
しかし医学的には、はっきりと分かっていないのが現状です。
つわりが酷い場合には脱水症状が進み、
ウェルニッケ脳症を発症して運動失調や意識障害が起こる場合があります。
そこまで酷くなくても、食事が取れなくなったり、
精神的にまいってしまう方は少なくありません。
ところで東洋医学では、
つわりが酷いと胎児の健康に影響を及ぼすと考えます。
母体内の胎児は母親の臓器のようなものですから、
母親の体調の悪さは胎児に影響するのです。
東洋医学には「先天の気」という概念があります。
この先天の気は、両親から貰う「気」で、
人体の発達や生殖、寿命に関わります。
つわりが酷いと、胎児の先天の気が少なくなります。
その結果、生体機能が弱ってしまうのです。
具体的には少し冷えた体で生まれてきます。
その影響で幼少期に喘息やアトピー性皮膚炎などを患う場合があります。
またこの先天の気を補うような生活をしないと、
大人になってからも病気がちになったり、
精神的に不安定になったりします。
ですから酷いつわりは、母子の健康に良くないのです。
さて医学的には原因の分からないつわりですが、
東洋医学では比較的簡単につわりを弱めることができます。
やり方は簡単です。
まず「腰」に親指を当てます。
そして軽く圧迫し、1、2分間その状態を持続させるだけです。
指圧の要領です。
指を当てる場所はココです。
くびれの一番細いライン上にあります。
おそらく筋肉が張って、コリコリと硬くなっていると思います。
この部位のコリが親指の持続圧で緩むと、
その途端につわりが軽減します。
コツは絶対に強く押さないことです。
親指で軽く圧迫し、硬いところまで指を進めます。
そしてその圧を持続させます。
するとじわーっとコリが緩んでくるのが
指先で分かります。
腰が緩むとつわりが軽減します。
簡単ですから、ぜひお試し下さい。
また鍼灸でもつわりは比較的簡単に楽になります。
ひどい場合はお近くの鍼灸院に相談されるといいでしょう。
がんばって元気なお子さんを生んで下さいね。