Go to Top

ホーム

松戸 鍼灸治療 心療内科

鍼灸治療

ストレスによる息苦しさ、めまい、喉のつまり感、動悸、吐き気、不眠、頭痛、首肩腰痛、慢性疲労、不妊、目の不調などに。全身のバランスを整えて自律神経の乱れを癒します。

詳細はコチラ
脳血管障害後遺症 片麻痺 パーキンソン病 心療内科

頭皮鍼治療

頭皮の特定の機能局在領域(脳の各機能に対応する部位)やツボに細い鍼を優しく刺激することで、脳機能の活性化、神経伝達の改善、自律神経のバランス調整、精神的な安定を目指す施術です。

詳細はコチラ
松戸市 鍼灸

症例集

息苦しさ、不眠、動悸、うつ症状、痛み、めまいなど、幅広い症状に鍼灸で改善をもたらした症例集です。自律神経の調整から、体調不良まで、心身の調和を取り戻す症例をご紹介します。

詳細はコチラ

ご予約・お問い合わせフォーム

ご予約、ご相談、ご質問などはこちらのフォームをご利用下さい。

新着情報

カゼは天然のデトックス

秋から冬になると気温が下がり乾燥が強くなって、
カゼを引く方が多くなります。

カゼを引くと発熱したり、喉が痛くなったり、
咳が出たりと不快なものです。

一般的には「カゼは万病の元」などといい、
悪いイメージが強いものです。

しかし実はカゼには別の一面があります。
それは一種のデトックス(毒だし)効果です。

ところで『風邪の効用』という本をご存知でしょうか。

著者は昭和初期に現れた天才治療家で、
「整体」という手技療法を生んだ野口晴哉氏です。

数多くの伝説的な逸話が残されている野口氏ですが、
彼は『風邪の効用』の中で次のように述べています。

「癌になる人とか脳溢血になる人とかいうのを丁寧に見ると皆、共通して風邪も引かないという人が多い。長生きしている人を見ると、絶えず風邪を引いたり、寒くなると急に鼻水が出るというような、いわゆる病み抜いたという人である。」(『風邪の効用』P.21)

野口氏が指摘するように、私が診てきた癌患者さんの中でも、
癌を発症する前はカゼも引かない体だったとおっしゃる方は少なくありません。

そのような方は体力に自信があって、
無理に無理を重ねて仕事や家庭の問題に取り組んでしまいます。
そして気付いたときには、大病を患っていたということなのです。

「だからいろいろな病気を治す方法よりは、風邪を上手に経過する生活法と云いますか、 それを会得しておけば、癌になるとか、脳溢血になるとか、そういう麻痺した体も正すことが出来る。従ってそういうような病気にならないで済む。」(『風邪の効用』P.26)

無理をした体は内臓が冷えていて、体がとても硬張っています。
血流が悪く、代謝も低くなっています。

そのために体の毒が排泄されずに、
体内に留まった状態なのです。

カゼを引くと、発熱することで毒を燃やし、
汗や鼻水、咳、痰、下痢などで毒を体外に排出します。

すると内臓の冷えが取れ、体の硬張りも緩んでくるのです。
カゼを引く前よりも丈夫でしなやかな体になります。

つまりカゼは天然のデトックスなのです。

ところで難病の方に鍼治療をしますと、その後すぐにカゼを引く方がいます。
高熱が出たり、咳が止まらなくなったりするのです。

しかしそのカゼ症状が治まった後、
病院にかかってもなかなか改善されなかった潰瘍性大腸炎や
リウマチなどの難病の症状が良くなるのです。

そして体が冷えて硬張っていた状態から、温かく緩んだ状態に変わります。
鈍った体から、敏感な体に変化するのです。

「上手に風邪を引くと古い病気がいろいろと治ります。私は昔、喘息を治すのに迷走神経を調整したりいろいろな事をやって骨を折りましたが、近頃は風邪を引くのを待っている。――リウマチなどでも風邪を引きさえすれば治る。」(『風邪の効用』P.105‐106)

一般的にカゼには悪いイメージがありますが、一面デトックス効果があり、
体を丈夫にする効果があるのです。

もしカゼを引いたら天然の体の大掃除と捉え、
なるべく薬で症状を抑えるのは控えましょう。

リラックスしてよく休んで、上手く経過させて下さい。
足湯をしたり生姜湯を飲むなどして体を温めて、
毒素の排泄を促すのもいいでしょう。

カゼを利用して、体を丈夫にするチャンスです。

パニック障害の予期不安を克服する

パニック障害を経験した方の中には、薬で大きなパニック発作は収まっても、予期不安に悩んでいる方が多くいます。

予期不安とは、例えば電車でパニック発作を経験した場合、電車に乗る前や駅に向かうだけで不安や動悸が現れることを指します。これは、昔の曲を聞くとその時代の記憶が蘇るように、特定の状況が不安と結びついてしまう現象です。この現象は心理学では「アンカー(錨)」と呼ばれ、特定の状況が不安な感覚と結びついてしまうことを意味します。

パニック障害の方の体には特徴があります。足が冷えて力が入らず、みぞおちや首が硬くなり、体の上半身が緊張している状態です。これは体の芯が冷え、のぼせている状態で、呼吸が浅くなり、エネルギーの流れが悪くなっています。このような体調では、わずかなきっかけでも予期不安が引き起こされやすくなります。

薬で発作を抑えても、この体の状態が改善されない限り、予期不安が続く可能性があります。しかし、体調が良いときは予期不安が起こりにくくなることが多く、それは体ののぼせが緩和されているからです。

当治療室では、まず鍼灸治療で体の冷えを取り、のぼせを改善します。これにより、胸や首の詰まりが取れてエネルギーの流れが良くなり、体に爽快感が戻ります。軽度のパニック障害であれば、体調が整うだけで症状が改善することもあります。

まだ予期不安が残る場合は、体が整った状態で、予期不安を引き起こす状況に徐々に慣れていく「暴露法」を行います。例えば電車が不安の原因であれば、電車に乗ります。このとき、身体症状は軽く、自然に消えていくことが多いです。暴露法を繰り返すことで、症状は徐々に和らぎ、最終的にはなくなっていきます。

重要なのは、体が整った状態で暴露法を行うことです。体がのぼせたままでは、症状が強く現れ、逆にトラウマを残す可能性があります。

私たちの体には自己治癒力があります。まずはその力を引き出すことが大切です。薬やカウンセリングでも予期不安が残る方は、ぜひ鍼灸治療で体を整えることを試してみてください。

帝王切開後の体調不良

厚労省による医療機関へのサンプル調査によると、帝王切開の割合は、1990年の10.0%、02年の15.2%、11年は19.2%と20年間で2倍近く増え続けています。

出生数をみると、1990年が1,221,585人、2009年が1,070,035人、2010年が1,071,304人、2011年が1,050,806人と減少していることから、帝王切開数の増加は自然なものではないようです(図1)。

   厚労省「平成24年(2012)人口動態統計の年間推計」より転載

自然分娩には様々なリスクがあり、訴訟を恐れる医療機関による意図的な増加と考えられます。

帝王切開の部位は、東洋医学で言う「下丹田」です。「丹田」とは生命エネルギーの「気」が集まるところで、心身の健康を維持するためにとても重要な部位です。

上・中・下の丹田が人体に存在しますが、下丹田は特に身体の健康に直接関わります。

ところで昔から物事に動じない人を「肚(ハラ)が据わった人」といいますが、肚(ハラ)とは下丹田のことです。ここに気が満ちることで心身が落ち着きます。

武道で呼吸法により肚を練るのは、生死をかけた闘いで心身を落ち着かせ、最高のパフォーマンスを得るためです。

この下丹田を帝王切開で傷めると、内臓が冷えてのぼせ易くなります。
特に元々体力がなく、体の冷えている方はそのリスクが高くなります。

手足が冷える、体がだるい、呼吸が苦しい、動悸がする、首や肩が凝るなどの症状が出やすくなります。

また免疫力が落ちてカゼを引きやすくなったり、アレルギー症状が出ることもあります。

さらにこのような状態が続くと精神的にも不安定になりやすく、場合によってはパニック発作や抑うつ症状が表れることもあります。

帝王切開の傷を鍼灸で処置をしながら内臓の冷えをとることで、不快な心身の症状は治まっていきます。はやめに対処されると良いでしょう。

治療室からのお知らせ

投稿が存在しません。

代表プロフィール

稲森 英彦 Hidehiko INAMORI

プラナ松戸治療室代表

【略歴】
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。
1998年に鍼灸師資格を取得。心療内科クリニックに勤務し、東洋診療部門を立ち上げる。
2005年に自律神経系・心療内科系鍼灸院のプラナ松戸治療室を開設。
現在(2025年)臨床歴27年。

アクセス

JR武蔵野線
新八柱駅・新京成線八柱駅から徒歩3分。
千葉県松戸市日暮3-10-10 カーザ日暮505
TEL 047-301-9015
アクセスを見る