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松戸 鍼灸治療 心療内科

鍼灸治療

ストレスによる息苦しさ、めまい、喉のつまり感、動悸、吐き気、不眠、頭痛、首肩腰痛、慢性疲労、不妊、目の不調などに。全身のバランスを整えて自律神経の乱れを癒します。

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脳血管障害後遺症 片麻痺 パーキンソン病 心療内科

頭皮鍼治療

頭皮の特定の機能局在領域(脳の各機能に対応する部位)やツボに細い鍼を優しく刺激することで、脳機能の活性化、神経伝達の改善、自律神経のバランス調整、精神的な安定を目指す施術です。

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松戸市 鍼灸

症例集

息苦しさ、不眠、動悸、うつ症状、痛み、めまいなど、幅広い症状に鍼灸で改善をもたらした症例集です。自律神経の調整から、体調不良まで、心身の調和を取り戻す症例をご紹介します。

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新着情報

高齢者の嚥下障害による誤嚥性肺炎と鍼灸治療

高齢者の嚥下障害とは

高齢になると様々な生理機能が低下していきます。嚥下障害もそのひとつです。

高齢者には唾液分泌の低下、舌の動きが悪くなる、咀嚼が弱くなる、味覚が低下して食べ物の飲み込みに問題が出る、などがみられるようになります。また飲み込む力や食べ物が肺へ落ちないように喉頭に蓋をする働きも弱まります。これらの働きを嚥下機能といい、うまく働かない状態を嚥下障害といいます。

誤嚥性肺炎は高齢者の死亡原因になる

食べ物や唾液、吐瀉物が気管・肺の方に落ちてしまうと細菌がそこで増殖してしまい肺炎を起こします。これが誤嚥性肺炎で、高齢者の肺炎の70%以上を占めます。肺炎で死亡する人の94%は75歳以上であり、90歳以上では死亡原因の2位です。

現代医学の誤嚥性肺炎の治療と予防

誤嚥性肺炎の治療には抗生物質の投与があります。

また予防には
(1) 飲食の意識付けや誤嚥予防の体位保持(食後すぐに横にならないで、2時間程度座位を保つ)
(2) 口腔ケア(口の中の雑菌を減らす、嚥下反射を改善させる)
(3) 咳反射を亢進させる降圧剤であるACE阻害薬による嚥下障害の改善、
(4) 胃瘻増設、気管食道剥離術(適応は厳格に検討)などがあります。

東洋医学の誤嚥性肺炎の予防と治療

東洋医学では誤嚥を「脾の蔵」と「腎の蔵」の問題として捉えることができます。嚥下に関わる筋肉は「脾」の陽的働きである足陽明胃経に支配されていて、また「腎」の納気作用も関わります。

東北大学の関隆志先生の研究によると、足陽明胃経のツボである「足三里」と足少陰腎経の「太谿」に鍼をしたところ、嚥下反射が大幅に改善されました。

この研究により、これまでの嚥下障害の治療や嚥下訓練に鍼灸治療を加えることで、誤嚥性肺炎を防ぐ新たな道が開ける可能性が出てきました。

参考文献
1. 一般社団法人 日本呼吸器学会ホームページ http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=11
2. 関隆志(東北大学) https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam/60/1/60_1_13/_pdf

「仕事ができない自分はダメな人間」だと責める理由

仕事ができない自分はダメな人間?

自分は仕事ができない。作業が遅いし、正確でない。
だから自分はダメな人間だと責めている方がいます。

そのような思いでいるとだんだんと自分に自信がなくなり、
職場の同僚ともコミュニケーションが取れなくなっていきます。

するとさらに仕事が上手くいかなくなります。
そして朝から憂鬱になり、人生が苦しい、生きているのが辛いと感じるようになるのです。

このような悩みはカウンセリングでは一般的で、
多くの方が同じような悩みを持たれてカウンセリングを受けに来られます。

このような思いを持たれる背景には、共通した幾つかの信念が存在します。

今回は個人的な信念ではなく、日本人の多くが潜在的に持っている、
仕事に対する信念を取り上げます。

労働中心主義に染まる現代社会

仕事ができない人間はダメな人間だ、という信念は、
「労働中心主義」と呼ばれる18世紀以降に起こった思想が関係しています。

世界の価値観を大きく変えたのは産業革命です。

産業革命以前は労働は単なる日々の糧を得るための手段でしかありませんでした。
しかし産業革命以降、労働は人間や人生の価値の中心に居座るようになります。

産業革命の背景にはプロテスタンティズムがあるとされています。
労働は神に捧げる尊い行為とされたのです。

この思想が人々を労働へと駆り立て、その勢いが産業革命に繋がっていきます。
労働こそが人生の価値観の原理になったのです。

資本主義である日本社会もこの思想、そしてそこから生じる価値観の影響を受けています。
そしていつの間にか、それが私たちの信念になっているのです。

この信念に基づいて自分や他者の人生の価値を判断しています。
仕事ができない人間はダメな人間だ、仕事で成功してこそ人生に価値があるなどです。

こうして日々自分や他者を裁いています。
ですから多くの人々が仕事を人生の中心に置き、強拍観念のように仕事で成功を夢見るのです。

仕事に対する価値を捉え直す

もちろん仕事を通して自己実現を図ったり社会貢献もできますから、
仕事に精を出すことは悪いことではありません。

しかし仕事を人生の価値の中心に置くことには問題があります。

仕事は単なる生活の糧を得るための手段でもいいのです。
仕事ができようができまいが、それは人間や人生の価値とは関係がありません。

今の仕事が自分に合わないなら、合う仕事を探せばいいだけです。
そして日々の生活が成り立てば良いのです。

仕事のことで自信を失ったり、卑下する必要はありません。
仕事に対して深刻にならなくていいのです。

日本社会の多くの人が無意識のうちに労働中心主義に埋没しながら生きていますから、
そこから抜け出すことには抵抗があるかもしれません。

しかしそれを意識化することで、あなたの人生はとても豊かなものになります。
もっと幅広い視点で人生を歩むことができるようになるからです。

「仕事とは、夢を追うための時間つぶしである」と言った方がいましたが、
なかなか興味深い意見です。

このような視点で一度自分の中にある信念を見直してみては如何でしょうか。
きっともっと気楽に仕事に向うことができるでしょう。

真夏は体が冷えます

子供達が夏休みで家にいて、お母さんたちは仕事が増えて大変ですね。
最近疲れたお母さんたちが、よく治療室に見えます。
完璧なお母さんを目指さないことが大切なんだと思います。

ところで、ここのところ猛暑が続いていますね。
でも患者さんの体は冷えている方がとても多いのです。

これだけ暑いとどうしてもクーラーの中に長く居がちで、
また冷たい飲み物も多く摂るようになります。
それで内臓が冷えてしまうのです。

体が冷えると熱が体表に篭ったり、のぼせたりします。
すると余計に暑く感じるのです。

食欲の低下、体のコリ・痛み、不眠などの症状にも繋がります。

こんな場合は温かい白湯を飲んだり、足湯をしてみましょう。
内臓が温まることで体が活性化し、体表に篭った熱は汗と一緒に体外へ出て行きます。

これをするだけでも、だいぶ体がスッキリしますよ。
ぜひお試し下さい。

 

 

治療室からのお知らせ

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代表プロフィール

稲森 英彦 Hidehiko INAMORI

プラナ松戸治療室代表

【略歴】
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。
1998年に鍼灸師資格を取得。心療内科クリニックに勤務し、東洋診療部門を立ち上げる。
2005年に自律神経系・心療内科系鍼灸院のプラナ松戸治療室を開設。
現在(2025年)臨床歴27年。

アクセス

JR武蔵野線
新八柱駅・新京成線八柱駅から徒歩3分。
千葉県松戸市日暮3-10-10 カーザ日暮505
TEL 047-301-9015
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