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思想・哲学

【世界とは何か?】第5回:「病気」とは何か──仏教とユング心理学に見る“異常”の意味と可能性

「病気」は単なる“異常”か? 私たちは「病気」を、健康な状態からの逸脱、不具合、あるいは克服すべき問題と捉えがちです。 しかしそれは、身体や精神の苦痛という表層的現象にとどまらず、深い存在論的・意味論的メッセージを帯びて …Read More

【世界とは何か?】第4回:多様な存在と応答する世界──仏教とユング心理学による存在論の探究

なぜ世界には多様な存在があるのか? 私たちが生きるこの世界には、驚くほど多様な存在があふれています。 人間、動物、植物、鉱物、微生物、そして山や海、雲、風といった自然現象── それぞれが独自のかたちで「ある」ことを主張し …Read More

【世界とは何か?】第3回:心が世界を立ち上げる──アビダンマとユング心理学による〈意味〉の宇宙論

「世界は外にある」と思っていないか? 現代人の多くは、「自分」は世界の中に住んでいて、その世界は外側に客観的に存在するものだと考えています。 でも仏教、特に上座部仏教の精緻な心理学=アビダンマ(阿毘達磨)は、まったく逆の …Read More

【世界とは何か?】第2回:世界は倫理から崩れ、再び立ち上がる──アガンニャ経と縁起の構造

“世界の始まり”とは何か? 私たちはつい、「世界には始まりがある」と考えがちです。 ビッグバン、天地開闢、創世神話──どれも「最初に何かがあった」と語る形式をとります。 けれども仏教、特にパーリ仏典の『アガンニャ経』が描 …Read More

【世界とは何か?】第1回:世界は“象”として現れる──易経と共時性の哲学

たとえば、こんなことを感じたことはないでしょうか。 悩んでいるとき、ふと目にした言葉が心に刺さった ある問いを抱いていたら、まるで答えるかのような出来事が起きた 偶然が重なって、導かれるように道が開けた まるで、世界が自 …Read More