以前ヒドい頭痛で来院された方がいました。
発作的に頭にビシッという強烈な痛みがきて、
目の前が真っ白になるほどといいます。
病院では神経痛ではないかと言われ、鎮痛剤など処方されましたが、
頭痛は軽くなるものの発作自体は収まりませんでした。
仕方なく東京の大学病院や有名な神経痛の病院などを幾つも巡りましたが、
結局原因が分からず、
取りあえずテンカンの薬を処方され様子をみることになったそうです。
鍼灸院にも通って頭に鍼を打って貰ったそうですが、
その場しのぎで発作の改善は見られなかったそうです。
結局、当院の噂を聞き、紹介で来院されました。
私がお会いしたときには、
薬の影響で呂律がまわっていない状態でした。
結果的に、治療を3回行った時点で発作はなくなり、
その後まったく頭痛の発作はありません。
治療で何を行ったかというと、
足首の経絡の歪みを取ったのです。
この方は若い頃からかなりスポーツをされていて、
打撲や捻挫は日常茶飯事だったそうです。
東洋医学ではオ血(おけつ)という概念があり、
外傷を受けた部位に鬱血が起こり、それが経絡の気を滞らせ、
激しい症状を引き起こすと考えます。
この方の場合、足首のオ血が経絡の気を滞らせ、
頭に激しい痛みを起こしていました。
それを取ったことで症状が消失したのです。
私たち東洋医療家は、
どのような症状でも必ず内臓を含めた全身の異常をチェックします。
そうすることで、時に今回のケースのように、
多くの病院でも分からないような症状が劇的に改善されるのです。
実際、症状が収まった後、
以前お世話になった医師に会った時に大変不思議がられたそうです。
どうしてあの痛みが取れたのかと…。
現代医学では分からない、体の歪みを的確に捉え治療することが、
東洋医療家の役割だと考え、日々診療しています。
プラナ松戸治療室 http://prana502.hp.infoseek.co.jp/