当院の鍼灸治療は、脊椎を中心に身体全体を整える「脊椎鍼灸療法」を基本としています。
この治療法は、
• 東洋医学
• 中国気功
• 野口整体
に共通する「気の人体観」をもとにした治療法です。
長年の臨床経験と、気功や整体の実践を通して得た体験をもとに、身体を一つの流れとして整えていくことを重視しています。

「気」と健康の関係
東洋医学では、私たちの身体は「気」という生命エネルギーによって働いていると考えます。
この「気」が
• 体内に十分に満ち
• 滞りなく巡っている
状態であれば、身体は自然に健康を保つことができます。
反対に、
• 気が不足する
• 気の流れが滞る
と、身体のさまざまな不調が現れてきます。
健康の中心「丹田」
気の働きの中心となる場所が丹田(たんでん)です。
伝統的には丹田は三つあります。
• 頭部の 上丹田
• 胸部の 中丹田
• 下腹部の 下丹田
この中でも、特に重要なのが下丹田です。

下丹田は、
身体のエネルギーの源であり、気の貯蔵庫のような場所です。
ここに十分な気が蓄えられていると、身体は安定し健康を保ちやすくなります。
現代人が不調になりやすい理由
本来、気は身体の活動に応じて自然に流れます。
例えば
• 手を使えば腕へ
• 目を使えば目へ
気が流れ、活動が終われば再び丹田へ戻ります。
しかし現代社会では、
• 強い精神的ストレス
• パソコンやスマートフォンによる目や脳の酷使
• 食生活の乱れ
• 過労
などによって、気が大量に消耗され、身体のあちこちに滞るようになります。
その結果、
• 気の総量が減る
• 気が丹田に戻らなくなる
• 身体の機能がうまく働かなくなる
といった状態が起こります。
これが
• 痛み
• 自律神経の乱れ
• 内臓の働きの低下
などの原因となり、長く続くと病気へとつながっていきます。
鍼灸治療の目的
鍼灸治療の目的は、
滞った気の流れを整え、気を丹田に納めること
です。
そのために重要になるのが
脊椎(背骨)です。

なぜ脊椎が重要なのか
東洋医学では、内臓の状態は背中に現れると考えられています。
背中には兪穴(ゆけつ)というツボがあり、
• 肝臓
• 心臓
• 胃
• 腎臓
など、内臓と深く関係しています。
内臓に問題があると、その対応する背骨の部分は
• 硬くなる
• 動きが悪くなる
• 歪む
といった変化が起こります。
そこに鍼やお灸で刺激を与えると、
• 気の流れが通り
• 脊椎の緊張がゆるみ
• 内臓の働きが回復
していきます。
気功や整体でも脊椎は中心
脊椎が重要視されているのは鍼灸だけではありません。
中国気功では、
督脈と任脈という二つの気の通り道を巡る「小周天」という状態を重視します。
この経路は脊椎の前後を通るため、脊椎と密接に関係しています。
また、日本の整体でも、
身体の調整の中心は脊椎です。
つまり、
• 東洋医学
• 気功
• 整体
いずれの体系でも、脊椎は健康の中心と考えられているのです。
当院の治療の特徴
まず「腰椎」を整える
脊椎の中でも、特に重要なのが腰椎(腰の背骨)です。

腰椎は、いわば
身体の「根っこ」
のような場所です。
ここには全身の状態が反映されており、
• 神経系
• 消化器系
• 泌尿器系
• 生殖器系
• 呼吸器系
などと深く関係しています。
そのため当院では、どのような症状でもまず腰椎を整えることから治療を始めます。
身体はすべてつながっている
身体は一つの連鎖でつながっています。
そのため、
• 腰椎
• 胸椎
• 骨盤
• 手足
• 胸腹部
• 頭部
を順序よく整えていくことで、身体全体のバランスが回復していきます。
場合によっては、
• 腕の緊張
• 目の疲れ
などが原因で、背骨が整わないこともあります。
そのため当院では、必要に応じて手足や頭部も含めた全身調整を行います。
気が巡る身体へ
脊椎を中心に全身を整えることで、
• 気の流れが回復し
• 身体が温まり
• 身体が軽く感じられる
状態になります。
この状態こそが、
自然治癒力が最も働きやすい状態です。
改善が早い症状
比較的シンプルな症状の場合は、
• 腰痛
• 寝違え
• 胃の不調
• 吐き気
• 頭痛
などは、1〜2回の治療で改善することも少なくありません。
まとめ:当治療室の鍼灸治療「脊椎鍼灸療法」とは
脊椎鍼灸療法は「気の人体観」に基づいた治療法です。
脊椎を中心に全身を整えることで、
• 気の流れを回復させ
• 気を下丹田に納め
• 自然治癒力を高める
ことを目的としています。
身体全体のバランスを整えるため、
さまざまな症状に対応できる全身療法です。

