自覚のないエンパスたちへ
いつも体の不調が続いている…そんな方の中に、実はエンパスの方が少なくありません。
エンパスとは、共感する力がとても高い人たちのこと。周囲の人や場所が持つ「エネルギー」に敏感で、誰かの感情が不安定だったり、居心地の悪い空間にいるだけで、まるで自分のことのように感じてしまい、体調を崩すこともあるのです。
人混みが苦手だったり、都会の雑踏や賑やかな場所に行くと、ぐったりと疲れてしまう。そんな経験はありませんか?
ある人と会っただけ、ある場所に行っただけなのに、理由もなく頭痛やめまい、吐き気が起こる。もしそんな経験があるなら、あなたの繊細さはエンパスゆえのものかもしれません。
実は、子どもたちの不登校や、大人の出社拒否の中にも、エンパス的な感受性を持った方がたくさんいるのではないかと、私は感じています。
エンパスは、自分がその体質だと気づいていれば、対処することもできます。でも多くの方は、まだそのことを知りません。
「きっと私はどこかが悪いのだろう」と思って、心療内科や精神科を訪れる。そして「うつ病」や「パニック障害」といった診断を受けることもあるのです。
幸せに生きるためのヒントは「環境づくり」
エンパスの方が穏やかに、安心して生きていくために大切なのは、「環境」を整えること。
誰と一緒にいるか、どんな場所で暮らすか、どのような働き方をするか…。それらは、すべて「体」が教えてくれます。
からだが「ほっとする」「楽になる」と感じる選択をしていくことが、いちばんの道しるべなのです。
今はさまざまな生き方ができる時代。お金の得かたも、暮らし方も、本当に多様です。
だからこそ、「私はこう生きていい」と、自分自身に許可を出してあげてください。
それを妨げるのは、これまで染みついてきた「家族の考え方」や「世間体」かもしれません。
でも、これはあなたの人生。
誰のものでもなく、あなたが幸せを感じられるように生きていいのです。
法律やモラルといった最低限のルールさえ守っていれば、どんな生き方だって問題ありません。自分らしい人生を選び取る勇気が、エンパスの方にはきっとあるはずです。
エンパスは、最も幸福な人生を選べる人たち
エンパスという感受性は、時に生きづらさを伴います。
でもその敏感な心と体が、「どんな生き方が合っているか」をやさしく教えてくれるのです。
だからこそ、エンパスは本当の意味で、自分にぴったりの幸せを選ぶことができる人たちなのです。
大切なのは、あなた自身がどう生きたいか。それだけです。