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2分間で悪阻(つわり)を楽にする方法


最近連続して悪阻(つわり)で苦しんでいる方たちを診ました。

ご自宅でつわりを楽にする方法がありますので、
情報をシェアします。

つわりは一般的に妊娠5週頃から出現し、
胎盤が完成する16週頃には軽快するといわれています。

つわりの原因には諸説あります。

胎盤の一部から産生されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の影響や
妊婦の体質が酸性に傾くことによる影響などです。

しかし医学的には、はっきりと分かっていないのが現状です。

つわりが酷い場合には脱水症状が進み、
ウェルニッケ脳症を発症して運動失調や意識障害が起こる場合があります。

そこまで酷くなくても、食事が取れなくなったり、
精神的にまいってしまう方は少なくありません。

ところで東洋医学では、
つわりが酷いと胎児の健康に影響を及ぼすと考えます。

母体内の胎児は母親の臓器のようなものですから、
母親の体調の悪さは胎児に影響するのです。

東洋医学には「先天の気」という概念があります。

この先天の気は、両親から貰う「気」で、
人体の発達や生殖、寿命に関わります。

つわりが酷いと、胎児の先天の気が少なくなります。
その結果、生体機能が弱ってしまうのです。

具体的には少し冷えた体で生まれてきます。
その影響で幼少期に喘息やアトピー性皮膚炎などを患う場合があります。

またこの先天の気を補うような生活をしないと、
大人になってからも病気がちになったり、
精神的に不安定になったりします。

ですから酷いつわりは、母子の健康に良くないのです。

さて医学的には原因の分からないつわりですが、
東洋医学では比較的簡単につわりを弱めることができます。

やり方は簡単です。

まず「腰」に親指を当てます。
そして軽く圧迫し、1、2分間その状態を持続させるだけです。
指圧の要領です。

指を当てる場所はココです。

くびれの一番細いライン上にあります。
おそらく筋肉が張って、コリコリと硬くなっていると思います。

この部位のコリが親指の持続圧で緩むと、
その途端につわりが軽減します。

コツは絶対に強く押さないことです。

親指で軽く圧迫し、硬いところまで指を進めます。
そしてその圧を持続させます。

するとじわーっとコリが緩んでくるのが
指先で分かります。

腰が緩むとつわりが軽減します。
簡単ですから、ぜひお試し下さい。

また鍼灸でもつわりは比較的簡単に楽になります。
ひどい場合はお近くの鍼灸院に相談されるといいでしょう。

がんばって元気なお子さんを生んで下さいね。