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頭痛の鍼灸治療


図1. 脊椎鍼灸療法の連鎖パターン

頭痛には頭が締め付けられるような筋緊張性頭痛や偏頭痛にみられる拍動性の血管性頭痛などがありますが、当治療室では神経症気質の方の来室が多いため、圧倒的に筋緊張性頭痛が多いです。

筋緊張性頭痛は神経疲労から起こりますが、その時は腰椎1番が硬張ります。

そしてそれが脊柱周りの筋肉や頸椎2番に連鎖して硬張り、頭痛を引き起こします(図1)。

これらの筋肉の硬張りを鍼灸で除去すると頭痛は改善されます。

このような時は同時にアキレス腱が縮んでいますが、アキレス腱の緊張は脳疲労と関係が深いのです。

筋緊張性頭痛をご自宅で和らげるには足湯(図2)が効果的です。

図2. 足湯

アキレス腱が隠れる位の水位で、我慢できるギリギリの温度で足湯します。
時間は10分以内で、背中がフワッと温かくなったら終了します。
足の水分をしっかり拭い、コップ一杯分程の水を飲みます。

足湯で脳疲労が和らぎ、筋緊張性頭痛が楽になることでしょう。