図1. 脊椎鍼灸療法の連鎖パターン
ここのところ腰痛の方を診ることが多いです。
腰痛は神経の使い過ぎ、眼精疲労、食べ過ぎ、過労、足首や生殖器の問題などから起こりますが、最近の腰痛は圧倒的に食べ過ぎが原因です。
春は本来「排泄」の時期で、栄養をたくさん摂る季節ではありません。
しかし習慣的に過食になっている方が多いせいでしょう。
食べ過ぎると腰椎2番が硬くなります。
それが下位腰椎に波及して腰痛になります。
腰痛だけではなく、食べ過ぎると首が凝ってきたり、背中が苦しくなったり、足が重くなったり、こむら返りになったりします。
それらは全て腰椎2番からの連鎖や波及によって筋肉が硬直したためです(図1)。
このような場合は鍼灸治療で筋肉の硬張りを取ること、そして減食が必要です。
春は食べ過ぎに気をつけましょう。