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眼精疲労(IT眼症)の鍼灸治療


眼精疲労とは眼を持続的に使ったとき、眼が疲れる、痛い、ドライアイ、かすむ、重い、頭が痛くなる、ものがだぶってみえてくる、吐き気がする、といった状態をいいます。

眼精疲労は、調節性眼精疲労、筋性眼精疲労、症候性眼精疲労、不等像性眼精疲労、神経性眼精疲労、VDTによる眼精疲労などに分類されます。

鍼灸療法を受けに来られる方はVDTによる眼精疲労が多いようです。

VDTとはVisual Display Terminalの略語でコンピュータ、ワープロ、テレビなどのモニター用ブラウン管、データ入力を行なうキーボード、プリンタその他をいいます。

昨今はIT眼症と呼ばれることが多くなりました。ゲームやパソコン、スマフォが普及したために子供から大人まで多くの方々がIT眼症による眼精疲労になっています。

眼精疲労は目が疲れたり、頭が痛くなったりするだけではなく、吐き気、肩こり、腰痛、いらいら、憂鬱、不安感など症状が多岐に亘ります。

クイックマッサージなどでいくら肩や腰を揉んで貰ってもいっこうに改善されない場合、もしかしたらその症状は、眼精疲労から来ているのかも知れません。

東洋医学では「眼は肝の竅、肝気眼に通ず」といい、眼は最も「肝の蔵」に密接に関わる器官として捉えています。

ただ眼だけの症状としてではなく、内臓との関連を強調します。そして実際に鍼灸で内臓の調子を整えていくと症状が無くなっていくのです。

また眼精疲労では頸椎から胸椎にかけて慢性的なコリがあります。このコリを鍼灸で取っていくと、眼がとてもスッキリしてきます。

現代医学的な治療や他の治療でなかなか改善がみられない場合は、東洋医学の治療を受けてみては如何でしょうか。