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冬の過ごし方


冬は秋に引き続き、冷えと乾燥に気をつけましょう。
神経を使い過ぎず、目を労ることも大切です。

冬は「殖える季節」

「冬」という言葉の語源には、「殖ゆ(ふゆ)」=生命が増え、
育まれるという説があります。
これは、もっとも有力とされる語源の一つです。

冬はただ寒く、活動が止まる季節ではありません。
草木の種子や動物の命が、春に向けて土の中でエネルギーを蓄え、
増えていく時期。
表に現れないところで、生命は静かに準備を進めています。

冬の身体 ― エネルギーは内へ向かう

冬になると、身体では骨盤が締まり、気やエネルギーが外に広がらず、
内側に凝縮していきます。
この内に集められたエネルギーこそが、春に芽吹く力、
動き出す原動力になります。

また、エネルギーが分散しにくくなるため、頭部に気が昇りやすく、
集中力や思索が深まるのも冬の特徴です。

気候と精神性の関係

北の寒い地域では、内向的で思索的な文化が育ちやすく、
南の温暖な地域では、おおらかで開放的な気質が育ちやすい。

これは単なる気質の違いではなく、
気やエネルギーの向かう方向の違いとも考えられます。

冬は、外に向かうよりも内側を見つめる季節。
考えごとや探究に向いている一方で、神経が昂ぶりすぎると、
心配や不安がぐるぐる巡りやすくなる側面もあります。

冬に起こりやすい不調の正体

冬は骨盤が締まり、頭や首も緊張しやすくなります。
この状態のまま春を迎え、骨盤が開こうとする時に頭が強く締まっていると、
身体はバランスを取るために不調を通して調整を始めます。

• 頭痛
• カゼ
• 花粉症

これらは「頭をゆるめるための反応」として現れることもあります。
だからこそ、冬のうちから頭・首をゆるめておくことが大切です。
目を酷使しない、しっかり休ませることも重要なケアになります。

冬は「乾燥の季節」

冬は空気が乾燥しやすく、その影響で体調を崩しがちです。

• カゼ
• むくみ
• 喉の痛み
• 頭痛
• 肩こり
• 冷え
• 関節や筋肉の痛み

これらの背景には、体内の潤い不足があります。
喉が渇く前から、こまめな水分補給を心がけましょう。

冬をどう過ごすかが、春を決める

冬は、動かない季節ではありません。内側で殖え、蓄え、整える季節です。
頭と首をゆるめ、目を休め、潤いを保つ。
そうして整えられた身体は、春に自然と、無理なく開いていきます。
冬を丁寧に過ごすことが、次の季節を軽やかに迎える一番の準備になります。