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人生の四季と40代からのセルフケア


私たちの人生は、四季の移ろいにたとえることができます。

10代までの「春」は芽吹きの時期。20代の「夏」は情熱とエネルギーにあふれる成長期。30代の「初秋」には収穫への準備が始まり、40代の「秋」には実りを迎えます。

この「秋」にあたる40代は、社会や家庭での役割が増し、努力の成果が目に見える時期です。ですが同時に、体の変化も少しずつ現れてきます。疲れが抜けにくい、体調が不安定になりやすい──そんなサインに気づくことも多くなるのです。

40代半ばから始めたいこと

40代半ばは、次の季節を意識し始める大切な時期です。ここで体を整えることが、その後の人生を豊かに過ごすための準備となります。

• 食事の見直し

体にやさしい食事を心がけることは、血管や消化器を守り、日々の活力につながります。旬の食材や発酵食品を取り入れ、無理のない食生活を続けましょう。

• 運動習慣

激しい運動よりも、ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、気持ちよく続けられるものが最適です。筋肉を保つことは、代謝や免疫力を支え、心身の安定につながります。

• 鍼灸によるメンテナンス

鍼灸は血流を促し、自律神経を整えることで、不調を未然に防ぎます。冷え・肩こり・不眠など、40代以降に増えてくる「未病」のケアに役立ちます。

50代からの「初冬」を見据えて

50代に入ると、同世代の仲間の訃報に触れることも増えてきます。

その現実は、私たちに「命の限り」を意識させると同時に、いま生きている日々のかけがえのなさを教えてくれます。

だからこそ、40代半ばからの小さな心がけが大切です。体を整えることは、ただ長く生きるためではなく、人生の余韻を味わいながら、大切な人たちと日々を分かち合うためのもの。

人生の四季を穏やかに歩み続けるために、どうぞ無理のないペースで、自分をいたわる時間を持ってみてください。

まとめの一言

40代からのケアが、これからの人生をやさしく支えてくれます。