先日、プラナ松戸治療室内でプライベート・セミナーを開催しました。
内容は、いわゆる「手当」であり、気を利用したヒーリングです。
参加者は現代医学の医療者でしたが、すでに東洋的な世界観を学んでいた方たちだったので、
とてもスムーズにセミナーが進行したように思います。
東洋の文化では「気」を大切にします。
命の根源を「気」とし、その表現として心と体があるとします。
したがって、心や体の病には、「気」を整えることが必要なのです。
これは西洋の身体観とはまったく異なるものです。
「気」による手当を受けると、体が楽になるだけでなく、
心もとても安定した状態になります。
その体験から、心身の根元が「気」であることを実感できます。
私はこのような東洋的な文化を、西洋的な教育を受けた医療者と共有したいと思っています。
また「気」は人体だけでなく、自然界全体を貫いて巡っているものです。
山や海などの大自然に触れると、精気を取り戻したように感じます。
これはまさに「気のせい」なのです。
このような東洋の文化を体験することで、
私たち人類が、西洋的な文明過程の中で何を失ってきたかがよく分かります。
医学や心理学などの各界で、東洋的な文化が見直されていますが、
それは決して偶然ではなく、私たちが失ってきたものに対する反省が、
意識的・無意識的にこの時代に現れてきたとみるべきでしょう。
目に見えるものだけでなく、目に見えないものに対する感受性が、
今の時代に必要とされているのだと思います。
プラナ松戸治療室