自覚のないエンパスたち
いつも体調が優れないという方が、実はエンパスだったということがよくあります。
エンパスとはempathy(共感能力)が高い人たちをいいます。周りの人や場が持つエネルギーに対して敏感で、感情的に乱れた人やエネルギーの悪い場所に触れるとたちまち体が反応して体調を崩してしまうのです。
エンパスはたいがい人混みが苦手です。都会の雑踏やデパート、学校、職場など、人が多く集まる場所に行くと疲れてしまいます。
またある人に会ったり、ある場所に行っただけで、特に理由はないのに頭痛や吐き気、めまいなどが起こることもあります。
もしそのような状況が思い当たるのであれば、あなたはエンパスである可能性が高いです。
子供たちの不登校や出社拒否の人の中にも、おそらくエンパスが多く存在するのではないかと思います。
エンパスはその体質に気づいていれば対応策もありますが、多くの方は自分がエンパスであることを知りません。ですから普通は自分が何かの病気だと思っています。
場合によっては過呼吸や動悸、抑うつ症状などを発症するようになり、心療内科や精神科を受診するのです。そして心因反応、パニック障害、適応障害、うつ病などと診断されてしまいます。
環境づくりが幸せになるポイント
エンパスの対応策ですが、それは生きていく環境を整えることに尽きます。
付き合う人、住む場所、学校、仕事などは自分の体が教えてくれます。体が楽になる選択をすればいいのです。
現在はさまざまなライフスタイルを選ぶことができますし、金銭を得る方法も多岐に渡ります。自分が最も楽な方法を選択すればいいのです。
しかしこの選択を阻むものがあります。それはこれまで身につけてきた家庭文化や社会的価値観です。親や友人たちの目や世間体を気にすることで、楽に生きていくことを選択することができないのです。
しかし自分の人生ですから好きに生きていいのです。
法律や公序良俗など、最低限の社会的規範さえ守っていれば、どのように生きていても問題ありません。その決断ができるかどうかで、エンパスが幸せに生きていけるか否が決まるのです。
エンパスは最も幸福な人生を選べる人たち
一見するとエンパスは生きづらいように思われがちですが、体の反応で自分に最適な人生を選べるのですから、最も幸せな人生を送ることができる人たちでもあります。
結局はあなたの選択しだいといえるでしょう。