11月に入って明け方の冷え込みや日中の乾燥が目立ってきました。明け方の気温は10度を下回り、午後の湿度は20%台になっています。
そのせいで体が冷えて乾燥してしまい、カゼを引いたりアレルギー症状が悪化している方が増えています。
症状は咳が止まらない、くしゃみが頻発する、鼻炎やアトピーの悪化などですが、他にもさまざまな症状が出てくる可能性があります。
咳やくしゃみが止まらない、鼻炎などの方は、冷えや乾燥のせいで頸椎から胸椎にかけて硬張っており、この部位の硬張りを鍼灸で取ると症状は改善されていきます。
ご自宅での対策として、体が冷えてしまった方にはゆっくりとお風呂に浸かること、カゼを引いている場合には足湯や脚湯、乾燥にはこまめに温かい水分を取ることが勧められます。
このような冷えや乾燥に対する体の反応を薬で止める方がいますが、そのようなことを続けていくと体は次第に鈍くなります。
体の硬張りが残ったままで薬で症状だけを収めていくと、次第に体の異状に反応しなくなります。すると大病するまで気がつかない体になっていくのです。
それを回避するには、季節の変化には自然療法で対処することです。自然療法であれば柔軟で弾力性のある体を維持でき、体の異状を敏感に察知することができるようになります。