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顔面神経麻痺の認知鍼灸療法|プラナ松戸治療室


顔面神経麻痺は、顔面の表情筋を支配している顔面神経(第7脳神経)が何らかの理由により傷害されたために起こる、顔面筋の運動麻痺をいいます。

症状は、目を閉じようとしたときに白目が出てしまう「兎眼」や黒目が上まぶたに隠れてしまう「ベル現象」、あるいは口角が引っ張られるなどの症状の他に、味の異常、聴覚の異常、唾液や涙腺の異常も見られます。

顔面神経麻痺は、大きく「中枢性麻痺」と「末梢性麻痺」に分かれ、中枢性麻痺の場合は額に皺を作ることが出来ます。

原因は不明で、ヘルペスウイルスの関与が疑われています。臨床的に診ると、肉体的精神的にたいへん疲労した上に、クーラーや寒風で顔を冷やして発症することが多いように感じます。またカゼを引いているケースも多いようです。

治療は、まずは全身の疲労を取る治療を行います。これは東洋医学的診察法で診ますと、内臓の疲労が甚だしく、体力が低下していることが殆どだからです。自然治癒力が最大限働けるように内部環境を整えていきます。これには、主に背中のツボに対する鍼灸治療を行います。背中のツボは、内臓と大変関わりがあるのです。ほとんど全ての疾患で使用します。そして、さらに必要であれば顔面への軽い鍼刺激を行います。

しかし発症から数日以内であれば、顔面への治療は必要ないこともあります。全身の疲労が取れて体の芯が温まり、気の流れ・血液循環・リンパの流れ・自律神経機能等が正常に回復すると、局所の麻痺は自然に快方へ向かうからです。

神経学的に診ると、顔面神経は麻痺発症から8日以内に変性(神経が死んでいく)が起こるといわれ、早期の治療が大変重要になります。