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新型コロナウイルス対策に活かす東洋医学の知恵①ー自然治癒力を高めてコロナ感染を予防するー


自然治癒力を高めることが新型コロナウイルスの最大の防御になる

新型コロナウイルスが猛威を振るっています。公衆衛生の専門家らはワクチンや治療法がない現在においては自分の免疫力を高めて予防し、また治すしかないと言っています。

現代医学は免疫力や抵抗力を積極的に高める方法を持っていません。それは現代医学が病気の原因を取り除くという発想で発展してきた医療であるためです。

細菌が原因であれば抗生剤、ウイルスが原因であれば抗ウイルス薬やワクチン、腫瘍があれば手術で取り除くなどで病気を治す発想です。ですから免疫力や抵抗力を高めて病気を治す方法を持っていないのです。

一方、東洋医学は自然治癒力を高めて病を癒す医学です。自然治癒力とは免疫力や抵抗力を含めた、自己の健康を維持するための総合的な体力のことです。

新型コロナウイルスで高齢者や心臓病、高血圧、喘息などの基礎疾患がある方に圧倒的に死者が多いのは自然治癒力が低下しているためです。

したがって自然治癒力を高めることが新型コロナウイルスに抵抗する重要な対策となります。

自然治癒力を高めるには身体のこわばりを緩めることが重要

さてそれではなぜ自然治癒力が低下するのでしょうか?

精神的ストレス、過労、食事の不摂生、冷え、外傷などさまざまな原因がありますが、東洋医学的な視点で身体を観察すると、これらは全て身体をこわばらせる原因になっています。

東洋医学の手段のひとつに鍼灸があります。数千年の歴史の中で理解されてきたことは、身体のある部位のこわばりが臓器の働きを弱めて病気になるということです。

例えば消化器に関係する身体部位がこわばると、食欲が減退したり、お腹が張ったり、吐き気が起こったりします。

免疫力に関わる身体部位や呼吸器に関わる身体部位などがこわばれば、免疫力の低下や呼吸器の病気になりやすくなります。

鍼灸ではこのこわばりを「ツボ」といっており、この硬結に鍼や灸を施して緩めることで臓器の働きを回復させ、自然治癒力を高めて病気を治します。

したがって新型コロナウイルス対策として、いかに身体のこわばりを緩めて、免疫力や呼吸器の働きが低下しないようにするかが重要になります。

次回からご家庭でできるその具体的な方法をシェアしていきたいと思います。

新型コロナウイルス対策に活かす東洋医学の知恵②
(コロナうつ・コロナ疲れの対処法)


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