―― 背骨が語る “からだの声” を聴く技術
脊椎鍼灸療法講座【基礎編】12ヶ月オンラインプログラム
一人の女性と、背骨が教えてくれたこと
私の治療室に、ある20代の女性が訪れました。
主訴は、左脇腹から背中にかけての激痛と吐き気。
あらゆる検査をしても異常はなく、大学病院でも原因は見つからない。
処方されたのは、がん性疼痛に使われるような強い鎮痛剤。
―― それでも、痛みは続いていたのです。
患部をいくら診ても、変わらない現実
私たち治療家は、こういうケースに出会うことがあります。
どこに原因があるのか分からない。
対症療法では何も変わらない──
からだは“連鎖”している
私は彼女の「背骨」に注目しました。
腰椎1〜2番の強いこわばり。そして、胸椎11〜12番への連動。
そこに、神経系や腸の働きの乱れが現れていました。
さらに、胸椎1・2・5番、頸椎1・2番にも反応があり、
その背景に「眼精疲労による神経系の緊張」が読み取れたのです。
背骨が語る“因果”の物語
私は、こう見立てました。
目の酷使 → 神経系の乱れ → 背骨の過緊張 → 消化器の不調 → 激痛と吐き気
施術では、背骨の調整を軸に、こわばった四肢や腹部も丁寧に緩めました。
そして2日後、彼女の母親から連絡が入りました。
「治療の翌日には痛みが半分になり、次の日にはすっかり楽になっていました。
楽しみにしていた旅行にも、無事に行けました。」
“からだの声”を聴けたとき、人生が動き出す
症状だけに目を向けていたら、決して届かなかった回復。
その背後には、からだ全体の「連鎖」があったのです。
あの日、一本の背骨を通して私が聴いたのは、
彼女のからだが発していた、静かな「声」でした。
今、こんな想いを抱えていませんか?
- 鍼をしても、手応えがない
- 「本当にこれでいいのか」と、自信が揺らぐ
- 患者さんの痛みの奥にある原因が、見えない
- 技術を学んできたはずなのに、限界を感じている
その迷い、あなたのせいではありません。
からだは“連鎖”しています。患部には、原因がないことが多いのです。
脊椎鍼灸療法という“新しい地図”
脊椎鍼灸療法は、背骨を軸に「気の流れ」と「からだの連動」を読み解く技術です。
- 東洋医学の叡智
- 野口整体、オステオパシー、中国気功の要素
- 現代のからだに合わせた統合的な体系
それは、患部ではなく、全体から“原因”を読み解く視点をもたらします。
【この講座で育つ、3つの力】
1|“連鎖”を診る力
背骨を軸に、全身を一つの流れとして診る
「因果の読み解き方」が身につきます
2|確信をもって打てる施術力
比較触診 × 極細鍼により、的確に“今のからだ”に働きかける力
3|語られない不調に気づく手の感覚
患者が言葉にしない異変を、手が聴き取る力
「どうして分かったの?」と驚かれる感受性
【対象となる方】
- 症状の奥にある“からだのつながり”を診たい鍼灸師
- 確信をもって施術をしたい治療家
- 東洋医学を基軸に、整体や気功の視点も統合したい方
- 鍼灸学生、医師、看護師、セラピスト、理学・作業療法士など関心あるすべての方へ
【学びのスタイル】
- 12ヶ月のオンライン講座
好きな時間に視聴、繰り返し復習も可能 - 対面レッスン(希望制・回数制限あり)
一人ひとりの理解に合わせて、深く実践へつなげます
【講師紹介】
稲森 英彦(いなもり ひでひこ)
- プラナ松戸治療室 代表
- 鍼灸師歴27年
- 慶應義塾大学卒
- 東洋医学・野口整体・オステオパシー・気功を融合し、「脊椎鍼灸療法」を体系化
背骨が語る“からだの声”を聴ける治療家を育てたい。
その想いから、この講座を生み出しました。
【お申し込みの流れ】
- ページ下部の「詳細を見る」ボタンからご連絡ください
※「脊椎鍼灸療法講座の詳細希望」とご記入ください - 詳しいご案内をお送りします
- ここから、あなたの“本当の治療家”としての学びが始まります
患者の「症状」の奥にある、からだの真実を見つめたいあなたへ。
「自信をもって、治療に向き合いたい」
そう願うあなたに、
“からだの声”を聴く力を手渡します。