脊椎鍼灸療法について
脊椎鍼灸療法は、背骨周辺の筋硬結を鍼灸で取って椎骨の歪みを整えることを目的にしています。
背骨周囲の筋肉には脊椎レベルによって各臓器の反応が現れていて、例えば頚椎2番は「眼」、胸椎6番は「胃」、
腰椎5番は「膀胱」の反応が出てきます。 各臓器に負担がかかるとその臓器に関連する部位に筋硬結ができます。
筋硬結は椎骨を歪め、臓器に干渉して働きを悪くしています。 筋硬結を鍼灸で緩めることで椎骨が整い、臓器の働きを回復させることができるのです。
ですから脊椎鍼灸療法では、主に背骨周囲の筋硬結を緩め椎骨を整えます。
またそれに連動する手足、腹部、頭部の歪みを整えます。
椎骨が整うことで腰痛、肩こりなどはもちろん、自律神経の乱れとされる不快な症状も治まっていきます。
適応症状:頭痛、めまい、耳閉感、耳鳴り、聴覚過敏、緑内障などの眼疾患、長引く咳、
息苦しさ、喉のつまり感、動悸、胃腸症状、頻尿、膀胱炎、便秘、PMS、不妊症、逆子、
切迫流産、首・肩・腰・膝・手足の痛み、自律神経失調症、起立性調節障害、更年期障害など。
※ 重度うつ病、双極性障害、不安障害、統合失調症は適応外です。
各椎骨と臓器の関係(一部)
頸椎1番:脳
頸椎2番:脳、目
頸椎3番:鼻
頸椎4番:耳
頸椎5番:咽喉
頸椎6番:咽喉、甲状腺
頸椎7番:迷走神経(副交感神経)
胸椎 1番:気管支、記憶
胸椎 2番:気管支、心臓
胸椎 3番:気管支、肺
胸椎 4番:食道、心臓
胸椎 5番:発汗
胸椎 6番:胃
胸椎 7番:膵臓
胸椎 8番:脾臓
胸椎 9番:肝臓
胸椎10番:腎臓
胸椎11番:生殖器
胸椎12番:腸
脊椎鍼灸療法の構成
1. 脊椎骨盤調整
2. 四肢調整
3. 胸腹部調整
4. 頭部調整
脊椎鍼灸療法の手順
1. 治療ベッドに腰掛けて頂いた状態で、頭部から脊椎、骨盤の状態を観察します。
2. ベッドにうつ伏せになって頂き、脊椎と骨盤の調整を行います。
3. 仰向けになって頂き、脊椎の歪みと連鎖した手や足の歪みを調整します。
4. 必要に応じて胸腹部、頭部の調整をします。
5. もう一度ベッドに腰掛けて頂き、頭部から脊椎の歪みを観察して終了です。
治療頻度について
初めて来院される方の多くは、ストレスや過労の影響で背骨がこわばり、腰がねじれ、
骨盤が下がり、頭蓋骨が歪んで体が固まっています。この状態を鍼灸で整えるには、
ある程度の治療回数と時間が必要です。
一般的には、週に1度の治療を5回から10回受けることが必要です。
この期間を過ぎて体のこわばりがほぐれてきたら、次は個々の体の使い方や日常生活での疲労、
季節ごとの疲労を調整するコンディショニングに移ります。
コンディショニングは月に1回程度の治療が目安です。
なお、毎日の仕事がハードで疲労がたまりやすい方は、その状況に応じた頻度で治療を行います。
脊椎鍼灸療法の料金
初診時 10,000円/ 約60分(税込)
2回目以降 7,500円/ 約45分(税込)
回数券 36,000円/ 5回分(税込)、6ヶ月有効、払戻不可。
※ 急性症状以外は、通常4〜5回ほどで変化してきます。
したがって5回をワンクールとお考えください。
安定するのに2クールほど必要になるケースがあります。
※ 当治療室の鍼灸施術料金は医療費控除の対象です。
キャンセルポリシー
当日のキャンセルは全額お支払い頂きます。
それ以外のキャンセルは無料です。
なおキャンセル日の前日が休診日の場合は、コチラからその旨をお知らせ下さい。
鍼の衛生面について
鍼は主に直径0.14mmの髪の毛のような細いディスポーザブル(使い捨て)鍼を使用しています。
痛みはほとんどなく、感染の心配もありません。