19世紀に現れたオーストリア出身でユダヤ人のジークムント・フロイトは、人の意識には、「意識できる意識」と「意識できない意識」があることに気づきました。前者は「顕在意識」、後者は「潜在意識」などと呼ばれています。
顕在意識は、思考したり、想像したり、計算する理性的な意識のことです。仕事のプランをたてたり、勉強している時などはこの顕在意識が働いています。意識の構造でみると、かなり表層に位置するため「表層意識」とも呼ばれます。
一方、潜在意識は、過去の様々な記憶が存在するところで、ひらめきや直感などの宝庫といわれています。意識の構造では、潜在意識の方が広大無限な領域を持ち、深層に位置するため「深層意識」とも呼ばれています。
私たちの日常の思考や行動、あるいは感情は、実はこの潜在意識に支配されていて、そのため自分の悪習や思考パターン、あるいは感情を自分自身でコントロールできないのです。
タバコが止められない、買い物が止められない、子供に当たってしまう、いつも同じことで思い悩んでしまう、何故かいつも自分を責めてしまう、ダメな男とばかり付き合ってしまうなどは、潜在意識にその思考・感情パターンが刷り込まれている可能性があります。
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