瞑想を毎日コツコツ実践していると、瞑想状態が次第に深くなり、ある時これまで味わったことのない体験をすることがあります。それは、筆舌しがたい解放感、宇宙全てに無限に広がる意識状態、大いなる光との一体感、やわらかな「愛」に満たされた幸福感などです。
このような体験をした人々は、万物に対する深い愛情に目覚めていくようです。自分の存在を大切にするように、他者の存在も大切に感じるようになります。それはひとに対してだけでなく、動物や植物、さらには環境などにも愛情を注ぐようになります。
瞑想者は瞑想時だけでなく、日常での意識が変化するとともに、それまで日常で感じてきた苦しみも変化していきます。相変わらず日常の様々な問題はそのまま存在するわけですが、その捉え方や感じ方が変わるのです。それまで苦痛に思っていたことが、あまり気にならなくなるようです。
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